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春を呼ぶ雪の壁

3月。
ニュースでは「桜の開花は今年は早め。卒業式に咲くかも・・・」なんて話題もちらほら出てきましたが、ここ青森はまだまだ雪の中です。
そんな青森に春の訪れを告げる毎年恒例のイベントがあります。

「八甲田ウォーク」

青森市と十和田湖とを結ぶ国道103号「八甲田・十和田ゴールドライン」の一部、酸ヶ湯~谷地間は冬の間閉鎖され通行止めになっているのですが、4月1日に開通になります。
その開通直前の3月29日~31日に、除雪したての高さ最高9mにも及ぶ雪の回廊8.1㎞を歩きます。
そびえ立つ雪の回廊と八甲田の大自然が織りなす雄大な自然美はまさに圧巻!この3日間しか体験できない限定の特別イベントです!



集合場所に集まって、まずはみんなで準備体操。その後注意等の連絡事項伝達がありいよいよ出発!「がんばるぞ!おォ~!」の声とともにいざスタートです。

途中通過地点では距離を表す旗や積雪の高さを示すリボンがあり、みんな思い思いに記念撮影しています。あちらこちらで滑って転倒する人多数!気を付けてくださいね。
中間地点(約4㎞地点)にはトイレも設置してあります。

めでたくゴール!
その後は暖かいお鍋が提供されます。冷え切った体には嬉しい限りです。

雪の回廊を歩いた後は、青森が誇る酸ヶ湯温泉や奥入瀬渓流グランドホテルなどの名湯で温泉入浴が楽しめます。


毎年多くの参加者が集まる、1000~1500人規模のイベントです。
地元の人よりは観光旅行者の参加が目立つようです。旅行会社でもパッケージツアーを組んでいます。
3月末と言っても周りは雪の壁。また山間部なので天候も変わりやすく、青天のときはいいのですが、吹雪になるときも。これも自然の醍醐味のひとつですが。
気温も-4℃前後。くれぐれも防寒には手を抜かないよう・・・。

# by kitareevshimo | 2009-03-09 11:49  

星の金貨

青森といえば、やはり「りんご」でしょう。
青森産のリンゴは数多く、また一年を通して全国の店頭に並んでいます。

でも、まだあまりメジャーではなく、でも見ため、名前、味ともに美しい新種のりんごがあるんです。

それが「星の金貨」。

きれいな名前でしょう?某ドラマのタイトルではありませんよ。
名前のとおり、とてもきれいな黄色(黄金色)をしています。
「ふじ」の改良品種で2004(平成16)年にあおり15として品種登録、2005(平成17)年2月に「星の金貨」と名付けられました。
平均で300gくらいある大きめのりんごで、糖度は15~16%程度あり母親の「ふじ」より甘く適度な酸味もあります。食感が良くて皮が薄いので丸かじりに最適だということです。


この「星の金貨」を贅沢に使った美しいスウィーツがあります。
青森県黒石市にある「お菓子のローリエ」さんで販売されている、その名も『タルト「星の金貨」』。
りんご「星の金貨」の色と同じような光沢ある美しい「黄色」のタルトです。色だけではなく、「星の金貨」の食感を十分に楽しむことができるよう、固さを微妙に調整してあります。りんごとタルト生地の間には甘酸っぱい「ヨーグルトチーズ」が敷き詰められていて、一切れでも食べ応え十分です。
このお店では、鮮やかな濃い紅色、さわやかな酸味が特徴の「紅玉」を使用したタルトも販売されているそうです。

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言います。栄養面で言っても、カリウムを豊富に含み体内の余分な塩分や老廃物を排出し、血圧の上昇を防いでくれます。また、胃腸の整酸性に高い効果があり、胃腸を正常な状態にし、さらにペクチンが腸内の善玉菌を増やして消化吸収を助けます。
食後のデザートだけではなく、ジュースやスウィーツなどでも美味しくて体にもいい、青森のリンゴを味わってください。
お菓子のローリエ
住所:青森県黒石市油横丁22-1
電話:0172-52-8251
FAX:0172-52-8253

# by kitareevshimo | 2009-03-09 11:47  

春告げ魚

この時期旬を迎えるおいしい魚があります。
それがメバル=「ウスメバル」。
春の到来を教えてくれる「春告げ魚」とも言われています。

メバル:カサゴ目メバル科に分類される海水魚。体長は20㎝前後で体はカサゴよりも幅が薄く体高が高い。口と目が大きく「メバル(眼張)」という和名も大きく張り出した目に由来する。

メバルといえば全国的には体色が黒灰色の「黒メバル」が有名ですが、ここ青森では漁獲量の多い「ウスメバル」のことを「メバル」と言います。「海峡メバル」という名前でも有名です。
「ウスメバル」は体全体は赤っぽく目の周りが金色、キンキンと呼ばれる「キチジ」に姿形は似ています。
栄養的にはナトリウム、カルシウム、リン、鉄などミネラル類を豊富に含んでいます。ビタミン類ではD、Eが多く、その他のビタミンもバランスよく含んでいます。それほどカロリーも高くなく、現代人にとってはすぐれた食品だと思われます。

主として日本海海域から陸奥湾・津軽海峡にかけての水深100m程の岩礁帯に生息し、中でも津軽海峡の西口に位置する中泊町(旧小泊村・中里町)はその中心です。
漁獲方法は一本釣と刺網が主で、一本釣は周年、刺網は6月から8月の3ヶ月間と操業時期を限定しています。
昭和50年代には1,000トンを超える漁獲量を誇っていましたが、近年では400トン足らずに減少しています。

調理法としては、全国的には煮付けや塩焼きにされることが多いようですが、本場青森では新鮮な生身を刺身で食べることもよくあります。シコシコとした食感や上品な味、白身魚でありながら半透明に部分的に薄く朱色の色味がさし、関東圏では高級食材として評価されています。

もちろん煮付け、塩焼きでも美味しく食べれます。
まだまだ寒いこの時期は、やはり煮付けで食べたいですね。醤油とみりん、お砂糖、酒にしょうがを少々加えるのがコツ、体も温まる美味しい海の幸、おススメですよ~。

# by kitareevshimo | 2009-03-09 11:46